スーパナロー運用実験

関西地区の144/430MHz帯は混雑しており平日夜間、日曜以外は空きチャンネルが無い状態です。
関西の430MHz帯は空いていると思い声をだすと留守番がいるようで「メーンバー以外使用お断り」とか「○○連合で使っている」等を言って来ます。当初、コールサインを言わない局の周波数で無視して運用しておりましたが混信、妨害がひどく運用に耐えられない状況となりました。
そこで、29MHz-FMでは今や常識となっているスーバナローFM運用を430MHzバンドで行ないました。

スーバナローFMとは最大周波数偏移を通常の±5KHzを半分の±2.5KHzにしたものです。音質的には若干硬めになりますが気になる程ではありません。通常受信帯域の無線機で聞くと変調が浅めの感じがありますが、問題はないと思います。逆にスーバナローFM受信帯域で通常周波数偏移の信号を受信しても、極度の過変調局以外は問題なく受信できました。
最近のRigはスーバナローFMに対応したものが多くなっているようです。当局所有RigではFT-817、IC-706、VX-5がスーバナローに対応しております。

[実験使用ノード側無線機]
○DR-M40DX 
内部のデビエション調整VRを絞って最大周波数偏移を少なくしたもので受信は通常帯域です。測定器は持っていませんので通常のRigで受信して変調レベルが対応機での送信と同じ程度になるよう耳勘で調整 ^_^; 。
○FT-817
送受ともスーバナローFMに対応(但しMIC接続コネクタに入力要)

[運用経過]
当初、DR-M40DXで送信のみスーバナロー2Wで運用。
強い局、周波数のずれた局が入ると混信(属に言うカブリ)発生及び両サイドの局よりカブるとクレーム。

FT-817スーバナロー2.5W(実測2W)、同一周波数で運用開始。
スーパナロー対応FT-817での運用でも同様の事象が発生。

両サイド常用局の信号が比較的に弱い(S5程度以下)周波数を探し変更。
FT-817スーバーナロー2.5W(実測2W)で運用、クレーム無し。

Rigの都合でFT-817でクレームの無い周波数にて再度DR-M40DXで送信のみスーバナロー2Wで運用、現在のところクレームは無し。

TSQは使用してますが通常帯域での受信でTSQ無しBUSY制御をしてますので両サイドよりのカブリ等がある場合、電波は発射されません。逆に言えば両サイドの局に混信妨害を与える事も無いと考えています。<--現在はVoIP専用周波数で運用の為未使用。 

[実験結果]
430MHz帯で一般帯域局とスーバナロー局との共存した世界での運用は難しいと考えます。両サイド常用局の信号が比較的に弱い(S5程度以下)周波数でQRP運用すれば何とかなりそうですが...。

全てスーバナロー運用になれば10KHzステップでのカブリは改善されると思います。430MHzのような高い周波数では温度等による周波数変動も考えなければなりませんが最近のRIGは周波数安定度も良く問題は少ないと考えます。

都市部ではVoIP専用周波数が不足しています。
周波数不足解消の為、送信のみでもで結構ですので多くの局が運用出来る様、スーパーナローFMで運用して見ては如何でしょうか。

[これからの運用」
取合えず現状の奇数チャンネル周波数でスーバナローQRP運用継続予定です。
夜間土日で混信の少ない偶数チャンネルにて送信のみスーパナローでの運用も実施中です。